| マスター東京へ行く(その3) |
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香莉んって一体どんなお店なんだろう? 近藤氏の話によれば、いわゆるテーブルマジックではなく、音楽を鳴らしそれに合わせてマジックを見せてくれるという、それは、今までのタイプとは全然違うパフォーマンスである。 普通、ステージやパーティーなどでBGMにあわせてマジックを演じることはごく一般的で珍しいことではない。しかしバーマジックでそれをすることは、誰でも考えそうなことではあるが、今まであまり見たことがない。結構やりにくい事なのである。 はたして香莉んとは、そしてそこに私の探しているヒントは存在するのだろうか? さあ、香莉んへ急ごう。 でもいったいどこにあるのか誰もその場所を知らなかった。やれやれ…。 そしていよいよ香莉んにつくことが出来た。 まずドアをあけた。そして「マジックを見せて頂けるんですよねぇ?」と近藤氏が聞いた。 すると、「今ショーが終わって丁度お客様がお帰りになったところです。すみませんが少し片付けて、用意が出来たらすぐにショーを始めますので、こちらでお待ち下さい」とマスターに席を案内された。 「ここに間違いない。」少し歩き疲れた三人はホッとして席に着いた。 しかし店の中の様子は私の想像とはかけ離れていた。 |
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![]() 香莉んのマスターとママ |
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マスター風の男性はTシャツにエプロン姿で洗い物をしている。そして同じ格好をした女性がもう一人いるだけの、いわゆる夫婦で営業している単なるパパママスナック。 私は店内をジロジロと確認するようにカウンターの席に着いた。 飲み物が運ばれてとりあえずは自己紹介。 どうしてこの店香莉んにやって来たかを説明した。 さあ、ショーが始まる。楽しみである。 カウンターの向こう側にほんの少しくぼんだ所があり少し広くなっている。ここが彼のステージである。 |
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![]() いよいよショーが始まった |
しかし曲が進み徐々に慣れてきた。この時このマスターの狙っている新しい観客との一体感らしきものを確認できたような気がする。 |
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中でも糸を切って復活させるマジックは、音楽が素晴らしく幻想的で、ため息がもれるほどだった。 そして、本当に驚かされたのは、この後である。 |
![]() ロープやタバコ、スポンジなどが演じられた |
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ここ香莉んのマスターは秀さんという。 マジックの覚え方が私たちとは違うようで、別段スーパーテクニックと言うわけではないが独特の技法がよく使われている。 |
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![]() 何度でも引っ掛かってしまうカードマジック |
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まさにニューウェーブとでも言うか、久々に目がさめるようなマジックを観た思いだった。 ショーの後は秀さんと、マジック談議。これまたユニークで興味深い考えの持ち主である。 「香莉ん」を後にした私たちは、時間も遅くなっていたのでここで解散することにした。いつもならここからまた、他の所へ出掛けるところだが「香莉ん」の印象が強く、今日はホテルへ帰ってゆっくりしようと思って歩き始めた。 しかし、まさに次の瞬間、この私の予定をくつがえす出来事が起こってしまったのです。
皆さんおやすみなさい。 |
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| その4へ続く | |
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